三共『フィーバークイーンⅡ』が大人気!人気の秘密はどこにある?
去年11月中旬に導入されたクイーンⅡ。
そんなに珍しくないドラムだけど、なぜか年を開けてもまだまだ人気が続いています。
ここまで人気が続くと、なぜ人気なのか気になりますよね…
いろいろ理由は考えられると思うんです。
往年の名機クイーンだし、当りやすい甘デジだし…
しかし!もっと潜在的な所に理由はあるはず!
というわけで、スペック解析をしながら、人気の秘密に迫ってみます!
【スペック】
もう導入から2ヶ月経つので、今更感がありますが、スペックからおさらいしてみましょう。
甘デジタイプですが、8回転のSTが必ずつく安定タイプとなっています。
大当りラウンドは4Rと15Rの2種類で、出玉も約4倍違うわけですが、さらに時短にも差があります。
4RだとST後に32回転、15Rだと92回もれなくついてきます。
8回転のSTにおける連チャン率は約50%ですが、時短の引戻しも含めると上昇します。
以下にそれぞれの場合における連チャン率をまとめてみました。
- ST8回のみ …約50.1%
- ST8回+時短32回…約63.9%
- ST8回+時短92回…約80.2%
15Rを引くと大出玉+連チャン率激高となり、展開に期待が持てますね。
11%という意外に引けそうな大当り振分けも、届きそうな感じがして良いです。
大半は4Rとなりますが、それでもだいたい3回に2回は連チャンするので、100%ST突入タイプとしては程良い感じがします!
【実戦シミュレーション】
100%STタイプなので出方はマイルドになりますが、20000発まではありえそうなラインです。
そして何より驚いたのは、お小遣い破産率の低さです!
従来の甘デジの場合、だいたい20%前後に落ち着くのですが、なんとクイーンは約半分となる約12%!
つまり、負けたとしても、そんなにダメージを受けないということになります。
痛い目に見る頻度が少ないから、嫌いじゃない機種となり、それが打ちやすさに繋がっているのかもしれませんね!
【期待値とボーダーライン】
ここまでの話を統合すると、機械割の設定は甘くなっていそうな気がしますが、フタを開けてみるとボーダーラインは18.1回転と従来の甘デジと大して変わりません。
見極めラインも17~20回転前後となっており、安心ラインは約23回転とそれなりに回ってもらわないと安心できません。
しかし、逆を言えばホール側からしてみれば、少しなら回るような調整をしても、そんなに痛くないということです。
最近だとルパン甘デジ(銭形)のように、甘デジで一撃性があるのに機械割の設定が甘かったりすると、扱いに困ってしまうわけですね。
お店もある程度集客力のある機種だと判断したら、今度は大事に使おうとするので、多少は甘くしてもOKということになります。
安心ラインが落ちていてもおかしくない状況ですね。
【まとめ】
- 甘デジだけど、常に大出玉、連チャンに期待が持てる設計が良い!
- 大負けを喫することが少ないので、とても打ちやすくなっていて良い!
- ホール側としても、多少なら回してもそんなにダメージにならないので良い!
お客とホールのメリットとデメリットのバランスが上手に取れているのが、人気の秘密のようです!