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【天下のサミー様も内規規制に大苦戦…】

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今年はマルホン、奥村、タイヨーエレックと3社が業界から消えるといった、企業として見ても大打撃を受けた1年でした。

弱小メーカーは消えていき、より二極化が進んでいるように見えます。

しかし実際のところ、大手メーカーが1人勝ちしているわけではなく、大手メーカーもかなり苦しんでいることが浮き彫りとなりました。

あの天下のサミー様が今年5月に発表した通期業績予想(2015年度)において、大幅に下方修正するという発表があったのです。

パチンコ、パチスロどちらも下方修正することになったのですが、特に大きかったのはパチスロだったみたいですね…


【頼みの強版権でも結果が出せないジレンマ】

1000円50ゲーム回るようになってから、いろんなメーカーが我こそはと強版権を使って市場を構築しようとする動きがありました。

幸い北斗強敵においては順調な滑り出しで、今後さらなる規制が入っていく中、ホールにとっては主力の機種になっています。

しかし北斗強敵以降のタイトルが軒並み低調で、ベヨネッタ、ドラグナーと今ひとつ、そして満を持して登場した鬼武者も、同時期のブラックジャックに人気の面では既に負けてしまっています。

鬼武者の方がブラックジャックよりも2倍市場に投入されているという差はありつつも、北斗に比べれば1/3の規模での投入ですから、イマイチとしか言いようがありません。

アラジンの悪夢を脱ぎ去ってくれた北斗強敵でしたが、単発のイメージがついてしまいましたね。


【大手メーカーの復活の兆しはいつになるのか!?】

パチスロが4号機から5号機に移行した時、最初にパチスロ市場を統一したのは、残念ながら大手メーカーではありませんでした。

機動力がある弱小メーカーの方が、良い意味で攻めていたと記憶しています。

しかし王道パターンが確立されてくると、大手メーカーはそのシステムを強版権に載せて、市場を占領していったのです。

どちらかというとサミーさんは大手の中ではしっかりと攻めてくるメーカーだと思います。

いろいろな方向性を試し、トレンドを探していく様は、なかなか真似できない攻め方なのかもしれません。


『1発当てれば良い』

今どのメーカーも同じことを考えていると思います。

限られた範囲で、どれだけユーザーのハートを掴むことができるのか。

これはパチンコにも同じことが言えますが、ここまで規制が厳しくなった今、どのメーカーもあまりアドバンテージはないと思います。

どのメーカーが王道パターンを確立するのか…小生らユーザーは、そこに期待するしかありません…