大海物語3が導入されて1週間経ちますが、市場の評価がすこぶる悪いようですね。
初代モードとかどうでもよくて、とにかく回らない!全然出ない!という意見が多数を占めているそうで。
出玉を削ってスタートを上げるというメリットとデメリットを共存させたはず(詳細はこちらから)なのに、スタートが上がってないのでは、ただの粗悪品です。
そんな簡単にお店がキツくできるのも問題ですが、やはり犠牲になるのは常にお客さんです。
というわけで、回らないとどれくらい負けてしまうのか、実戦シミュレーションを急遽行いました。
ちなみに大海物語の等価ボーダーは22.2です。(スペックの詳細はこちらから)
では行ってみましょう!
【実戦シミュレーション(1000円あたり22~19回転)】
22回転でほぼ等価ボーダーとなりますが、勝率は43.6%。
ちなみに等価ボーダーでは43.9%となっています。
一つ補足ですが、初期確率が辛くなっていくほど、この勝率というのは下がってきます。
勝率とは1玉でもプラスになったことを指しますが、勝った時の見返りが多くなっていくのです。
よくMAXタイプはなかなか落ち着かないと言われますが、勝率が低くなりボーダーであっても日ごとのバラツキが多くなるのが理由です。
逆に甘デジといった初期確率が甘い機種は、勝率が高くなってきます。一撃が少ないため、安定しているからですね。
さて話を戻しましょう。
1000円あたり19~20回転だと、市場で打っててもストレスに感じないレベルです。
しかし、ほぼボーダーラインとなる22回転と比較すると、勝率がかなり落ちてきます。
5万円が無くなってしまう確率も50%に近づいていってしまいます。
スタートが回らないため、初当りを経験できる確率も下がってしまい、結果的に1万発GET率も下がってきてしまいます。
一見、普通に回っているように見える回転数でも、まわるんスペックでは致命傷となってしまうのです。
ちなみに初当りしてからの出玉性能(連チャンの一撃性能)は何ら変わりありません。
初当りを引くまでが厳しくなるので、引いてしまえばちゃんと連チャンしてくれます。
では続いて、もっと回転数が下がったらどうなるのか、見てみましょう。
【実戦シミュレーション】(1000円あたり18~15回転)
1000円あたり18~15回転というと、牙狼やルパンといったMAX機種であれば、等価ボーダーの範囲内となります。
しかし、まわるんスペックでここまで回転数を落とされてしまうと、致命傷どころか死んでしまいます…
17回転未満になると、勝率は22回転の場合の半分まで下がってしまいます。
15回転まで下がると、5万円が無くなる確率は2/3まで増え、1万発GET率は1/3まで下がってしまいます…
今市場では、「全然玉が出ない!」という声が多く出ていますが、原因は『北斗の拳6』にあるのではないかと思っています。
「お店が回してくれない理由は『北斗の拳6』が影響している!?
これは小生の仮説ですが、今週から同時に導入された北斗の拳6が影響しているような気がします。
今回の北斗は設計値が少し辛くなっていますが、それでもお店としては1000円あたり15~16回転ほどで扱っているように感じます。
北斗はこれで良いのですが、もし大海物語3も同じような調整をしてしまっていたら、大海物語3にとっては大きなダメージとなってしまいます。
だってボーダーラインがそもそも全然違いますやん!と大海物語3は叫びたいでしょう…
もし北斗の導入が1週遅かったら、このような惨事は免れたかもしれません。
もちろん北斗以外に理由があるかもしれませんので、あくまで仮説に過ぎませんが。
ただ一つ言えることは、お店は『まわらんスペック大海物語3』として扱っているということです。
このままではまずいぞ、大海物語3!
出玉性能を削って1000円あたりの回転数を強化させたまわるんパチンコですが、1000円あたりの回転数が上がっていないのであれば、それはただ単に出玉性能を削っただけの極悪台です。
1回の大当りで獲得できる出玉がたったの1300では、正直厳しいです。
今のお店はだいたい1500個くらいで1箱なので、1箱にも満たないわけです。
今の大海物語3は完全に翼をもがれた鳥状態なので、何とかお店には有効に扱ってほしいものです!
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話題の新機種を取り揃えていきますので、チェックして頂ければと思います。
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