まだ北斗の拳6が導入されて間もないですが、早くも新スペック「宿命」がリリースされるとの発表がありました。
早過ぎますよね、コレ…巷では北斗神話が崩壊するのでは?という懸念が出ているそうです。
というのも、今までの百裂や慈母とはわけが違います。同じMAXタイプの時期ずらし投入は実は初めてなのです。
どうしてこのような事態になったのか、北斗ファンの1人として、今回は徹底検証していこうと思います!
ではまず、「宿命」スペックを見てみましょう!
目次
【スペック】
独自で得た情報なのですが、「拳王」と同じボーダーラインになると予想した場合、これが一番しっくりきます。
剛の拳王、連の宿命
「拳王」と「宿命」の決定的な違いは、ズバリ確変継続率にあります。
84%継続なんて過去の北斗シリーズから遡っても、過去最高となります。
出玉を許されるであろうギリギリまで落としこんで、継続率に特化させています。
新しいラウンドやゲーム性を追加せずに、カウントを調整することで実現させているのがわかりますね。
これが「拳王」と差別化された、2タイプ目のスペック「宿命」なのです。
なお、スペックの解析については、こちらで行っていますので、参照ください!
北斗の歴史は2タイプリリースから始まった!
実は北斗シリーズは今でこそ1タイプしか登場しませんが、昔は2タイプ用意していました。
1つ目は、2005年の「伝承」「強敵」。
「伝承」は当時人気を誇っていたパチスロ北斗を意識して作られた、継続重視のスペックでした。小出玉のラウンドしかなかったため、今ひとつ人気は出ませんでした。
「強敵」は突然確変を搭載したオーソドックスタイプでしたが、北斗らしいバトルイメージはありませんでしたね。
そして2つ目は2008年の「ケンシロウ」「ラオウ」
当時は継続率重視の市場傾向があったため、82%継続の「ケンシロウ」が多く導入されましたが、一撃2400発を搭載した出玉重視の「ラオウ」が新鮮で、後から導入が進んでいきました。
サミーとしては「ラオウ」を推していましたが、基本的に市場は「今」を見てしまうため、あまり相手にされなかったようです。
「ケンシロウ」VS「ラオウ」みたいな感じで、アピールをしたお店は結果的に大当りとなったわけです。
当時は「ラオウ」は中古市場で80万、100万と値がついたそうです。
この後評価が高かったことから、「北斗=2400発」のイメージが定着したわけです。
つまり、「ラオウ」の成功が今までの北斗シリーズの原点となったのです。
今まではお店の店長さんが好きな方を選ぶというスタイルだったのが、サミーが推していたスペックが大当りしたことにより、店長さんはサミーの考えを支持するようになったわけですね。
そして2014年。第6弾となる北斗をいつもの2400発スペックで市場にリリースすることになったわけです。
「宿命」をリリースすることになった原因は、あの怪盗の影響か!?
2008年の「ラオウ」以降、それまでの2タイプリリースをやめて2400発に絞ったスペックで市場に支持されてきました。
しかし、2014年になった時、ちょっと市場に変化が起こっていました。
原因は1年前に登場した「ルパン三世」です。
「ルパン三世」が登場するまでは、牙狼と北斗の2強となっていました。
しかし、「ルパン三世」が登場してからは牙狼とルパンの2強になってしまったのです。
牙狼は連チャン中は全ての出玉が2000発という、北斗よりも剛の位置にある出玉重視スペックです。
そしてルパンは継続率82%という、北斗よりも連の位置にある継続重視スペックです。
つまり、北斗の立ち位置が中途半端になってしまったわけです。
ルパンの人気は誰も予想していなかった程バツグンで、あっという間にMAXタイプの市場を盗んでしまいました。
一撃出玉を望む人は牙狼、継続重視を望む人はルパンを打つようになってしまったわけですね。
結果的にルパン登場以来、北斗の人気は下がってしまったのです。
「宿命」はもともと用意されていた切り札だった!?
ルパンがMAXタイプの市場に与えた影響が大きいとおそらく考えたのでしょう、スペックを今回2つ用意していたと思われます。
(機械を審査に出してから、許可が出るまで2~3ヶ月かかると聞いたことがあります)
機種発表会の少し前に本命スペックがまだ許可が出てないと噂されていたようですから、少なくとも複数のスペックを審査に出していたと思われます。
おそらくメーカーとしては北斗のイメージを曲げないためにも「拳王」を前面に出したと思いますが、万が一の事を考えて市場の流れに則った高継続タイプ「宿命」を懐に隠していたと考えれば、話のつじつまは合います。
実は本命スペックが「宿命」で、元々時間差で市場に投入する予定だったのかもしれません。そうすると、「拳王」も「宿命」も両方お店は購入することになるので、売上げが2倍とまではいかないにしても、十分な効果が見込めます。あくまで予想でしかありませんが。
ただ、北斗の導入台数は10万台を超えていると聞きますので、ちょっと過剰過ぎて逆に「宿命」が売れないかもしれません。大海物語3の大ゴケもあり、お店の想定が狂ってしまっていますでしょうし…
「宿命」が北斗ブランドのランクを左右する!
現状の市場を見ていると、機種のブランドは大きく5つに分かれていると思います。
- 1stブランドは、牙狼金色、北斗、海(沖縄)、ルパンに代表される10万台超え。
- 2ndブランドは、エヴァ、慶次に代表される5~8万台。
- 3rdブランドは、他メーカーの主力機で2~3万台。
- 4thブランドは、主力とまではいかないけど注目されている機械で1~2万台。
- NOブランドは、その他大勢で1万台未満。
今まで北斗は1stブランドでしたが、もし「宿命」で勢いを盛り返せなかった場合は、かつてのエヴァがそうだったように、次シリーズからは2ndブランドの扱いになる可能性があります。
84%確変ループは市場にないので、注目度は高いかと思います。特に演出にテコ入れをしていなさそうなので、そこがどう響いてくるのかが気になるところです。
もし「宿命」でテコ入れがされていたら、それはもう「宿命」が実は本命スペックだった可能性が高まります。
納品開始は12月前半ということなので、今後の動向に注目です!
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