2.『獲得出玉の期待値が6400個を超える場合、有利となる状態の間最低でも最大出玉の1/3、もしくは600個以上の出玉が獲得できないといけない(最大が1800個未満の場合)』

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これは出玉の最低保障の話ですね。

今までは最大出玉の1/4以上の大当りでないと、初当りにおける大当りとはみなされませんでした。

つまり、16Rを搭載した機種の場合、4Rは大当りとみなすけど、2R突確は大当りとみなさなかったわけです。

初当りの大当りとみなされた分で初期確率が設定されていたため、2R突確などといった大当りが搭載された機種は、1/380とか少し甘く設定されていました。

北斗などのバトルスペックで、初当りに突通がなく、全て4R通常になっているのはこのためですね。

で!

今回はここにさらなるメスが入ったわけです。

最低保障は1/4ではなく、1/3へと出玉が増えました。

さらに最大出玉の大当りが1800個未満だった場合は、1/3だと少ないから600個を保障しろ、という内容が追加されています。

600個というのは、きっと1800個の1/3のことだと思います。

つまり、最大出玉が少ない機種であっても、1800個の大当りを搭載している機種と同じだけの保障をしなければいけないということです。

ただし、1つだけ改良されたポイントがあります。

それはいつ最低保障の大当りを引くか、ということです。

今までは初当り時に最低保障の大当りを設ける必要がありましたが、今回の変更により、連チャンのどこかで最低保障の大当りを設ければOKとなりました。

ただし、どんな連チャンになったとしても、確実に保障されないといけません。

確変ループ機で、突確があるけど連チャン中の単発が600個の大当りになっていれば問題ありません。

しかし、確変ループ機で突確があるけど連チャン中の単発が突通の場合があってはNGとなります。

さらに出玉無しからの潜伏確変も今回の内規の変更によりできなくなりました。

これは新しい時代の夜明けかもしれませんね…

また、STタイプは次回大当りが保障されていないため、初当りで最低保障の大当りを設ける必要があります。


『獲得出玉の期待値が6400個』って何のこと?

『獲得出玉の期待値』というのは、初当りの最大出玉と連チャン中で得られる出玉を足したものです。

当然ですが、一撃性能が高ければ高い程、期待値も高くなります。

内規では9500個未満と決められており、ほとんどのMAXタイプは9500個ギリギリになっています。

それが6400個以上の場合は、上記にある最低保障をちゃんと設けないといけない、ということになったわけです。

最低保障を設ければ、一撃性能が低下するため、射倖性を下げることに繋がるのでしょうね。

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