今年2016年の冒頭であれば、MAXタイプと言えば初当りが1/399のタイプを指していました。
しかし2015年のMAX規制により、初当りの下限が1/320未満となったことにより、MAXタイプは1/319となりました。
今までミドルタイプと呼ばれていたものは1/300前後を指していましたが、これからのMAXタイプは1/319なので、差がなくなってしまいましたね。
今回は、初当り確率によるタイプ種別について、考えていきたいと思います。
目次
タイプ種別は同じ初当り確率の機種が集まると誕生する!
MAXタイプや甘デジタイプなど、初当り確率によってタイプ種別が異なるわけですが、タイプ種別が初めから存在していたわけではありません。
例えば甘デジタイプは、今は無くなってしまいましたが奥村さんが初代黄金ハンターを出すまでは、存在していませんでした。
初当り1/99の機種を色んなメーカーが出すようになって、「初当り1/100くらいの機種を甘デジタイプと呼ぶか」という流れになったわけですね。
初当り確率が1/400を下限となってからは、以下の7タイプの種別がありました。
- 1/399くらい:俗に言うMAXスペック
- 1/350くらい:ミドルハイスペックとも呼ばれるが、基本的に海のためのタイプ
- 1/300くらい:俗に言うミドルスペック
- 1/260くらい:俗に言う強ミドルスペックで、ヘソ賞球1個が特徴だった
- 1/200くらい:俗に言うライトミドルスペック
- 1/100くらい:俗に言う甘デジスペック
- 1/30くらい:ちょいパチという名称はあるが、流通量が少なく浸透していない
他にもハネモノがありますが、初当り確率とほとんど関係ないので割愛します。
最近は1種2種タイプも登場し、初当りからV入賞させて大当りさせるタイプもありますが、大抵は小当り確率とV入賞率から初当り確率が計算できてしまうため、やはり上記のどれかには分類されているかと思います。
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2016年はいろいろな初当り確率が誕生した年となった
2015年秋から始まった、MAXスペックの初当り下限1/320ですが、市場から1/399の旧MAXスペックが姿を消し始めると、各メーカーはこぞって様々な初当りの機種をリリースするようになりました。
今まで主流ではなかった初当り確率が登場したので、ご紹介したいと思います。
新タイプ①:1/230~1/260(ライトミドル以上ミドル未満)
ライトミドルスペックの上限は、だいたい1/220と言われており、それよりも辛くなるとライトミドルのイメージではなくなると言われています。
ヘソ1個賞球の強ミドルスペックが最近鎮座していた初当り確率ですが、ヘソ賞球は4個以上でないといけなくなった今、もう強ミドルが登場する可能性は0となりました。
ポッカリと空いてしまった確率帯なのですが、2016年は多く登場したように思います。
- PROJECT TK(1/225)
- 3×3 eyes(1/239)
- 逆転裁判(1/249)
- ソルジャー(1/250)
- アメイジングスパイダーマン(1/258)
- アニマルパラダイス(1/239)
- 真田純勇士(1/249)
- ピカれ!アニマルアイランド(1/256)
- 戦国恋姫(1/259)
- 戦乱カグラ(1/229)
- DD北斗の拳(1/229)
軽く振り返ってみても10機種を超えてきましたので、この初当り確率帯は1つのカテゴリーになっているかと思いますね。
今年は1/300前後の初当り確率の機種はほとんどリリースされていませんので、これからのミドルスペックは1/230~1/260になりそうな気がしますね。
ちなみに来年2017年早々、高尾さんの銭形平次、平和さんの弱虫ペダル、三共さんの倖田來未5といった、1/230~1/260のタイプが登場する予定なので、2017年も目が離せませんね!
新タイプ②:1/130~1/150(甘デジ以上ライトミドル未満)
小生のブログにおいて、1/150までは甘デジとして扱っていますが、それはあくまで例外的な扱いにしていました。
ランキング(特に一撃性能)を大きく乱してしまうのですが、今までよりもリリースの機会が多かったように感じます。
- 悪魔城ドラキュラ(1/129)
- キャプテン翼(1/137)
- ヱヴァンゲリヲン10(1/128)
- 沖きゅんそーれ(1/129)
- えとたま(1/149)
- ミニミニモンスター3.0(1/126)
- さくらももこ劇場 ミラクるずきんちゃん(1/129)
先ほどのミドルスペックほどではないですが、1/100の甘デジカテゴリーから逆らっている感がありますね。
今年2016年だけで7機種がリリースされています。
以前であれば、メインスペックとしてMAXスペックをリリースし、後から1/99の甘デジをリリースする流れが主流でしたが、最近はいきなり1/150の確率をメインスペックとしてリリースする機種も出てきているので、群雄割拠な状況が出てきています。
初当り確率が混沌としている原因は、初当り確率と継続率の幅が狭まったから!
今までは、分母がおよそ50~100程度差があっても、幾つかのグループを構成することができましたが、そもそもの上限が制限されてしまったことにより、今までの様に右ならえ的な初当り確率の構成が難しくなってしまいました。
さらに継続率も65%がリミットとされてしまったことにより、単純に連チャンに頼ることが出来なくなったのも原因の1つだと思います。
以前のままの手法では、見た目が違うだけで金太郎飴のようなパチンコばかりになってしまいます。
それを避けるため、いろいろな確率やゲーム性にチャレンジしているのが現状です。
小当りスペックや戦国恋姫のような1種2種を用いた高継続タイプ、天下一閃のような一発台といったように、ゲーム性を新たに産みだしている機種もあります。
本来のパチンコはゲーム性で勝負するべきだと個人的に思うので、今までの様に「1/399で80%ループが最強」という一辺倒な時代に比べれば、まだまだパチンコは面白くなる可能性を秘めていると思います。
どんどん市場の規模が小さくなり、倒産するメーカーが出てきている現状ですが、何とか打破してパチンコも盛り上げて欲しいなというのが率直な感想であります。
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